夕方になると、靴がきつく感じる。
足首がどこか重だるい。
そんな「足のむくみ」、実は40代・50代の女性にとって、決してめずらしいことではありません。
毎日がんばる私たちの足は、体を支える土台。
ところが年齢を重ねると、ちょっとしたことで水分がたまりやすくなったり、血流のめぐりが鈍くなったりして、むくみやすくなってしまうのです。
今日は、そんな足のむくみについて、日々の暮らしの中でできる小さな工夫とともにお話してみたいと思います。
なぜ足はむくむの?――その仕組み
体の60%は水分でできています。
ふだんは血管やリンパ管の中をめぐって、必要なところへ届けられたり、不要なものを流してくれたりしているのですが、その水分の一部が、なんらかの理由で皮膚の下にしみ出してしまうことがあります。
これが足の「むくみ」のメカニズムです。
デスクワークと重力の関係
たとえば、長時間座りっぱなしのデスクワーク。
パソコンに向かっていると、つい同じ姿勢のまま、数時間が経ってしまった…なんてことも多いですよね。
そうすると、ふくらはぎの筋肉があまり動かないため、血液やリンパの流れが滞り、重力に従って水分が下半身にたまりやすくなります。
これが、夕方に足がパンパンになる主な理由です。
冷え性も影の立役者
「私、昔から冷え性で…」という方は少なくありません。
冷えは血管をぎゅっと縮めてしまうため、血液の流れをさらに悪くします。
体のめぐりが悪いと、余分な水分を外に出す力も弱くなって、むくみの原因になってしまうのです。
毎日の中でできる、小さな対策
それでは、どうすれば足のむくみと上手につき合っていけるのでしょうか。
大がかりなことをしなくても、日々の習慣の中で、ちょっとした工夫を取り入れることができます。
ぜひ今日から取り入れてみませんか?
1時間に1度、席を立つ
お仕事中、1時間に1回は立ち上がって、少し歩いてみましょう。
ほんの2〜3分でも構いません。ふくらはぎの筋肉を動かすことで、血液が心臓に戻りやすくなります。
これだけでも、足のだるさがずいぶん違ってくるはずです。
足首をぐるぐる回すだけでも
左右の足首を、時計回り・反時計回りに10回ずつゆっくり回すだけ。
足の先にたまりがちな水分を、体の上のほうへ戻してあげる感覚です。
足を冷やさない工夫
夏場でも、オフィスの冷房で足元が冷えきってしまうことがあります。
そんなときは、足元にブランケットを1枚用意したり、薄手のレッグウォーマーを取り入れてみたりすると安心です。
靴下も、締めつけのきついものは避けて、ゆったりした履き心地の天然素材のものを選ぶと、肌ざわりもよくて快適です。
お風呂の力を借りて
一日の終わりには、ぬるめのお風呂でゆっくり足を温めてあげましょう。
湯船に浸かることで血行が促され、足にたまった水分がスムーズに流れやすくなります。
もし湯船に入る時間がとれないときでも、洗面器にお湯をためて、足湯をするだけでも効果的です。
お好みで天然塩やアロマオイルを数滴たらしても、気分がふわっと軽くなりますよ。
食べものからも、少しだけ気をつけて
私たちの体は、日々の食事からできています。
むくみが気になるときは、塩分をとりすぎないように意識することも大切です。
カリウムの多い食材(たとえばバナナ、アボカド、ほうれん草、ひじきなど)は、体の中の余分なナトリウムを排出する手助けをしてくれます。
無理にがんばらなくても、ちょっと意識して取り入れるだけで、体はちゃんと応えてくれます。
まとめ/足の声に、耳をすませて
足のむくみは、決して「年のせい」で片づけてしまわないことが大事です。
毎日、体を支え、歩いてくれている足は、いちばんがんばってくれている場所。
だからこそ、忙しい毎日の中でも、ぜひ少しだけ立ち止まって、いたわってあげる時間を持ってみてくださいね。
温めたり、ほぐしたり、靴を見直したり。
ほんの少しのことで足はふっと軽くなります。
その軽さは、きっと心の軽さにもつながっていくはずです。


