内反小趾とはどんな症状?
「内反小趾(ないはんしょうし)」とは、小指の付け根の関節が内側に出っ張り、小指自体が外側へ傾いてしまう足の変形です。
外反母趾が親指側に起こるのに対して、内反小趾は小指側に起こる変形で、特に女性に多く見られる足のトラブルです。
初期のうちは痛みがなく「ちょっと小指の骨が出てきたかな?」程度ですが、進行すると靴に当たって強い痛みが出たり、歩行のバランスが崩れて腰や膝の負担につながることもあります。
内反小趾で見られる主な症状
内反小趾の症状は人によって異なりますが、よく見られる特徴をまとめてみましょう。
- 小指の付け根の骨が出っ張る
見た目で最もわかりやすいサインです。靴を履いたときに「小指の外側が当たって痛い」と感じやすくなります。 - 靴ずれやタコ・魚の目ができやすい
出っ張った部分が靴に当たるため、皮膚が硬くなりやすく、痛みや炎症を伴います。 - 小指が外側に倒れている
指がまっすぐ前を向かず、外側に傾くことで足幅が広がり、靴がきつく感じられます。 - 足全体の疲れやすさ
足のアーチバランスが崩れ、正しく蹴り出せなくなるため、ふくらはぎや腰の筋肉に余計な負担がかかります。 - 巻き爪を併発することもある
小指の圧迫や歩行のアンバランスにより、爪の形にトラブルが生じやすくなります。
**「靴を履くと小指の外側だけ痛い」**という場合、内反小趾のサインであることが少なくありません。
セルフチェックの方法
では、自分が内反小趾かどうかを確認するにはどうしたらよいのでしょうか。
自宅でできる簡単セルフチェックを紹介します。
鏡で足を観察する
床に裸足で立ち、鏡に両足を映してみましょう。
- 小指の付け根の骨が外側に張り出していませんか?
- 小指がまっすぐ前を向かず、外側へ傾いていませんか?
これらが当てはまれば、内反小趾の可能性があります。
足跡をチェックする
濡れた足でタオルや床に足跡を残してみます。
小指の付け根の跡がくっきり大きく出ていれば、負担がかかっている証拠です。
靴底の減り方を見る
普段履いている靴の外側、特に小指の下あたりのソールが早く減っていませんか?
これは小指側に体重がかかりやすくなっているサインです。
歩行時の感覚を意識する
- 小指側に体重が逃げる感じがする
- 長時間歩くと小指の付け根が赤くなる
- 指先で地面をつかみにくい
こうした感覚があれば、内反小趾の初期段階の可能性があります。
内反小趾を放置するとどうなる?
軽度のうちは痛みがなくても、放置すると徐々に進行するのが内反小趾の怖いところです。
- 靴選びがどんどん難しくなる
- 出っ張り部分にタコや炎症が繰り返し起こる
- 足のアーチが崩れて扁平足・外反母趾を併発
- 膝・腰・股関節の不調につながる
特に40代以降の女性は、筋力低下や靭帯のゆるみが進みやすく、悪化のスピードも速まるため注意が必要です。
初期のセルフケア方法
では、軽度のうちにできるセルフケアを紹介します。
靴選びの見直し
- つま先がゆったりした靴を選ぶ
- ヒールの高い靴は長時間避ける
- 足幅に合ったサイズを履く(小さすぎも大きすぎもNG)
インソールやパッドの活用
市販のパッドやインソールで小指の付け根を保護することで、摩擦や圧迫を減らすことができます。
ストレッチと指運動
- 足指をグーパーする運動
- 小指を手で軽く外側へ広げるストレッチ
- 足指じゃんけん(グー・チョキ・パー)で柔軟性を取り戻す
足のマッサージ
足裏から小指にかけてをほぐすことで、血流がよくなり疲労も軽減します。
まとめ
内反小趾は「靴を履くと小指が痛い」「小指の付け根が少し出っ張ってきた」などの小さな違和感から始まります。
セルフチェックで早めに気づき、靴選びや簡単なストレッチ、インソール活用を取り入れることが、進行を防ぐ第一歩です。
足は毎日の生活を支える大切な土台。
内反小趾を放置せず、日常の中で小さなケアを積み重ねていくことが、健康な歩みを守るカギになります。
ご注意
この記事では一般的な情報として、足の健康や更年期のケアについてお伝えしています。体質や症状には個人差がありますので、治療中の方や持病のある方、妊娠中・授乳中の方は必ず医師や専門家にご相談のうえで参考にしてください。


